この1ヶ月で状況は急激に加速し、今アメリカは大変なことになってきています。
感染者数もここにきて急に増え、オーバーシュートの状況です。
世にも恐ろしいウイルス
2月上旬、このウイルスによる感染者が次々に発表される中、日本のテレビ番組では、専門家たちがゲスト出演し、この新型コロナウイルスに関し「風邪のようなもので、ほとんどのケースが軽くマスクも不要。」という紹介説明をしていました。
そして、それに反するかのように、世界では次々に渡航制限、入国禁止、そしてついには国家非常事態宣言をする動きになっていきました。
感染者の数は世界中に広がり、封鎖、ロックダウンの発令をする国も次々にでてきました。
風邪のようだから大騒ぎしすぎと言っていた日本のメディアも、軽視できない状況になっていきました。
どうも、このウイルスの恐ろしさは、若い人が感染しても軽度で済むこと。そして、症状が軽くもしくは無症状の場合でも、人に感染してしまうこと。
さらに、「そういう人たち」から感染した人が高齢者や持病のある人であった場合、重篤化し更には死に至らしめるケースもあるという、世にも恐ろしいウイルスだったのです。
被害者と加害者について
医療技術やテクノロジーが進み、人間の寿命は伸び人生100年時代を迎えた昨今。高齢化社会に突入しました。
今後60歳以上の占める人口割合も増えていくという世の中を、私たちは迎えることになりました。
突然襲ってきたこのコロナクライシス。一般市民的に言うと、全く予想だにしなかったことで、しかも、歴史上かつてなかったほどの地球規模のクライシスとなってしまっています。経済的にも大打撃となっています。
先にも述べたように、このウイルスは一般的に若い人は症状も軽く重症化することも少ない、しかし高齢者や持病をもっている人たちにとっては重篤化するという。
ここで、被害者と加害者の関係を考えると、なんとも複雑な思いがします。
アメリカではスプリングブレイクが始まると、大学が休みになり毎年恒例のように若者たちがビーチに繰り出しハメを外す。
この時期自粛してくださいと言うメッセージにたいしても、パーティーやイベントへの参加する多くの若者たちが問題になりました。
テレビのインタビューに対しても、「今、この瞬間楽しまなければ!僕たちにとっては今が大事なのさ。」と答える若者をクローズアップして報道していました。
このようなニュースがメディアが意図的に報道したのかどうかは、わかりませんが、「自分たちさえ良ければいい!お年寄りなんてこの世の中いても、役に立たないから死んでしまってもいい!」的な考えを持つ人たちがいると言うのに、ショックを懐かずにはいられませんでした。
その後、各種イベントは中止そしてロックダウンへとなっていきました。
人類も弱肉強食の時代に?
この新型コロナウイルスと言うものが、実際のところどのように発生したものかは定かではないと言うことで、色々な説がインターネットでも囁かれています。
それは、「本当に分からない事」というが今のところの結論ですが、自然発生にしても人工的もしくは事故によって発生したウイルスであったにせよ、ウイルスが発生してしまった理由を考えた時に、
若い人は生き残れる確率が高く、高齢者や持病を持っている人は亡くなってしまう。これはまさしく免疫力も高く元気な人がこの世界に生き残り、体力的にも弱者は生き残れないという弱肉強食の世界へと地球規模で革命を起こしているようにさえ感じてしまう、世にも恐ろしいウイルスなのです。
高齢者の基準って?
そして、そんな思いを抱いている中、重篤化しうる可能性のある「高齢者」とはいったいいくつからなの?という基準を考えていたところ、
カウンティーからのEメールが届きました。
そこには、65歳以上の人は、感染すると重篤化するので感染予防のためにも他の人との接触を避け、一人隔離をするように。と書かれていました。
つまり、重篤化しやすい高齢という基準はどうも65歳ということになります。
個人的な話になりますが、私自身はまだ65歳には達していませんが、それに近い年齢ということもあり、このことはかなり自信を失くしてしまう出来事でした。
人生100年、まだまだ健康でこれからの人生やりたいこともいっぱい、未来に希望いっぱいだったのですが、今回のこのコロナ騒動で、かなり自信を失ってしまいました。
仲良しで、毎日連絡を取り合っている、現役バリバリでお仕事をしている同じ世代の女性や、また私よりも年上で、ここでいうところの高齢の基準に入るお友達も、なんかコロナ騒動でかなりナーバスになっているのです。
とにかく、感染したら最後、もう人工呼吸器も数が足りないし、あっという間に悪化して亡くなってしまうというニュースに恐怖を煽られる形となってしまっています。
哀しい中、優しいサービスに心温まる
そんな寂しくてなんとも言えない哀しい世の中に心を痛めていた時に、アメリカのスーパーマーケットでのシニアショッピングアワーというサービスが始まったというニュース。
感染する可能性の場所として、かなり高い率で混雑しているスーパーマーケットが挙げられています。
1位がスーパーで、2位が病院だとのことです。
そんな混雑しているスーパーにいって、高齢者が感染したら本当に大変なことになってしまいます。
そんな感染リスクを避けるために設置された、シニアショッピングアワーというサービスを取り入れているスーパーがアメリカでは増えています。
詳細は、こちらのYouTube動画で紹介しています。
そして、私たちが出来ることは?
こうした背景のなか、家族に高齢者や持病のある方がいるケースなども踏まえ、若い人でも他者への思いやりをもって自粛し自宅待機、外出を控えるということを徹底させるため、外出禁止令、ロックダウンとなっている都市が増えてきています。
アメリカではほとんどの都市がロックダウンとなっていると思います。
日本では、小池都知事による週末の外出を控えるようにというソフトバージョンのプチロックダウンのお願いに対しても、原宿の周辺では若い人が溢れている映像を見たり、また秋葉原周辺ではパチンコ店での長蛇の列の写真などをSNSで目にしたりしています。
今、アメリカでは本当に大変な危機に遭遇しています。ニューヨークなどでは、医療崩壊となってきて、治療も間に合わないほどになってきています。
ヨーロッパの状況を見ても、本当にシリアスな状況です。
今後、日本もどうなっていくのか?ということは分かりません。しかし、世界のこのような状況を見ていくと、一人一人が真摯にこの世にも恐ろしいウイルスというものを考えて行動していかなければ、大変な方向になっていくのではと危惧しています。
日本は、海外在住のものから改めて見ていると、実に素晴らしい文化があると再認識しています。
世界レベルで比較すると、清潔で、ルールをきちんと守り正直であることなど。
そして、文化的にも人と握手したりハグしたりというパーソナルタッチをするという習慣もなく、挨拶はお辞儀。今回言われているソーシャルディスタンスというものを自然と受け入れてきた習慣でした。
そう言ったことが、感染の拡大を防いでいるとも言われています。
私たち一人一人が出来ること、今ロサンゼルスという場所にいて私が個人的に思うことは、出来るだけ人との隔離、つまりStay At Home、Safer At Homeだと思います。
自分自身を感染から守ることもあるし、人へ感染を広げるのを妨げることにもつながります。
そして、私も引き続き自宅に篭っております。いつも通りの引きこもり続いております。
もし、日本でも封鎖が起こった場合
もし、日本においても部分的にしろソフトバージョンのプチ都市封鎖にしても、起こった場合には、多くの人が一斉にスーパーにいくということも考えられます。
そういう時は、先にも述べたように感染リスクが高くなります。なるだけ、発令の報道の後はスーパーにいかない方がいい、というのが私の経験から言えることです。
そのためにも、2週間から1ヶ月は引きこもれるように、前もって備蓄しておくことは大事ですね。
これは誤解されたくないですが、買い占めではなく、パニックになった後にいくとさらに一気に人が集まることを避けるためにも、分散が必要だということです。前もって買っていたら、その時に買い物にいかずに済むワケですから。
詳しくは、1週間以上前の私のYouTube動画で話をしています。参考まで。
今後起こってくる経済的クライシス、今できることは。
ウイルスも怖いけれど、封鎖が続いている中、仕事を失ってしまう人、ビジネスにおいても大打撃となっています。
経済的にも本当に大変な時代となりました。
私、個人的にも予定していたものがダメという状況もあったりで、未来に対しての不安もあります。
こうした中、何が出来るか。どうしたらいいのか。などを、動画で紹介しています。そして、リアルなロサンゼルスの風景を紹介しています。
↓参考になれば幸いです。
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